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院長ブログ

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入れ歯とインプラントとの違い

2024.09.19

こんにちは、京都市山科区で鈴木歯科医院の院長 鈴木貴之です。
今回は、多くの方が選択を迫られることのある「入れ歯」と「インプラント」の違いについて、わかりやすく解説していきたいと思います。

1.入れ歯とは何か?

入れ歯とは、歯が失われた部分を補うための取り外し可能な義歯のことを指します。
材質は樹脂や金属を使用しており、咬合力の分散や顔の形状の維持に役立ちます。
特に高齢者の方に多く使用され、取り扱いが比較的容易なことが特徴だと言えます。

2.インプラントとは何か?

インプラントは、失われた歯の根の部分をチタン製の人工の根であるインプラント体で置き換え、その上に人工歯を取り付ける治療法です。
骨に直接埋め込むため、非常に自然な使用感があり、かつ見た目も天然歯とほぼ変わらないため、長期的な解決策として選ばれることが多いです。

3.入れ歯とインプラントの違い

① 価格
入れ歯はインプラントに比べて初期費用が安いですが、耐久性や機能性を考慮すると、長期的にはコストパフォーマンスが低下する可能性があります。
一方、インプラントは高価ですが、一度の投資で長く使えるため、トータルで見るとコスト効果が高い可能性があります。

② 見た目と機能性
インプラントは自然な歯に非常に近く、見た目が良いだけでなく、咬合力も自然な歯とほぼ同等です。
入れ歯は見た目が不自然に感じられることもあり、咬合力に制限があるため、食事の際に不便さを感じる可能性があります。

③ 施術の過程と期間
入れ歯は比較的短期間で製作・装着が可能です。
そうした入れ歯と比較し、インプラントは数回の手術が必要であり、完全に治療が終わるまでに数ヶ月を要します。

④ メンテナンスと耐久性
インプラントのメンテナンスは自然の歯と同様にブラッシングや定期的な検診が必要ですが、適切にケアすれば長持ちします。
入れ歯の場合は、定期的に清掃や調整・交換が必要となることが多く、メンテナンスがにやや手間がかかることがあります。

4.どちらを選ぶべきか?

患者さんの年齢、健康状態、口腔内の状況や経済的な事情によって入れ歯かインプラントか、最適な選択肢は異なります。
入れ歯かインプラントにするか、どちらにするか悩まれている場合は、歯科医院にて詳しい相談や診断を受けることが大切になります。

5.まとめ

入れ歯とインプラントはそれぞれにメリットとデメリットがあります。
自分のライフスタイルや予算、健康状態を考慮して、歯科医師と相談の上で最適な選択をすることが重要です。
当院では様々な入れ歯治療、またインプラント治療と両方行っております。
もしどちらかお悩みの場合は当院にお越しいただき、口腔内の状況をみて検討できればと考えております。

今回のブログが皆さんの治療選択に役立つ情報となれば幸いです。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。

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