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院長ブログ

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歯を磨いているのに虫歯になるのはなぜ?

2025.07.29

京都市山科区の歯医者、鈴木歯科医院の院長 鈴木貴之です。
今回は、「歯を磨いているのに虫歯になるのはなぜ?」についてお話をしていきます。
多くの人が毎日の歯磨きを欠かさず行っているにも関わらず、虫歯に悩んでいることがあります。
これはいくつかの理由があり、歯磨きだけでは十分な予防ができない場合があります。
今回は、歯磨きをしているのに虫歯が発生する理由について詳しくお伝えします。

1.虫歯とは?

虫歯は、歯の表面にあるエナメル質が酸によって溶けてしまう病気です。
これには、食事の後に口の中に残った食べかすや、細菌が原因で作られる酸が影響しています。
虫歯の進行は、まずはエナメル質の表面から始まり、最終的には歯の内部にまで達することがあります。

2.虫歯の原因となるプラークとは

プラークとは、食べ物のカスや細菌が固まってできた粘着性のある膜のことを指します。
プラークが歯の表面に溜まると、細菌が増殖し、その細菌が作る酸がエナメル質を溶かして虫歯を引き起こします。
毎日の歯磨きでこのプラークをしっかり取り除くことが虫歯予防には非常に重要です。

3.歯磨きの方法が不十分な場合

・歯ブラシの選び方
歯磨きは毎日の習慣ですが、歯ブラシが合っていなければ効果が半減してしまいます。
硬すぎるブラシを使うと歯茎を傷つけ、逆に柔らかすぎるブラシではプラークを十分に取り除けません。
自分に合った硬さの歯ブラシを選び、毛先が広がってしまう前に交換することが大切です。

・正しい磨き方とは?
歯磨きの方法も非常に重要です。
適切な力で、歯と歯茎の境目を中心に、細かく円を描くように磨くことがポイントです。
また、磨き残しがないように全体を均等に磨くことも必要です。
歯の内側や奥歯も忘れずに磨きましょう。

4.食生活と虫歯の関係

・甘い食べ物が与える影響
甘いものや酸性の飲み物を頻繁に摂取すると、プラークが酸を生成しやすくなります。
特に食後に口の中が酸性に傾くため、エナメル質が溶けやすくなります。
そのため、甘い物を食べる時間帯を決め、食後にしっかりと歯を磨くことが予防には重要です。

・食後のケアの重要性
食後すぐに歯磨きができる状況ではないことが多いため、少なくとも水で口をゆすぐなどして、食べ物のカスを取り除くことが大切です。
また、糖分が含まれていないガムを噛むことで唾液の分泌が促進され、虫歯予防に効果的です。

5.唾液の役割と虫歯予防

唾液には、口内の酸を中和する作用があります。
唾液が十分に分泌されると、食後に口の中が酸性になっても、唾液がその酸を中和してくれます。
これにより、歯のエナメル質が守られるのです。
唾液の分泌を促すために、喉が渇かないように水分補給を心がけましょう。

6.遺伝的要因と虫歯の関係

遺伝的な要因も虫歯の発生に関与しています。
例えば、歯のエナメル質の強さや唾液の分泌量、口内細菌の種類などは遺伝的に決まっている部分もあります。
そのため、家族に虫歯になりやすい人が多い場合は、自分も注意が必要です。

7.その他の原因

・歯の形や歯並び
歯の形や歯並びが悪いと、歯磨きが難しく、プラークが溜まりやすくなります。
特に奥歯や歯と歯の隙間にプラークが溜まりやすいため、定期的な歯科医師によるチェックや、必要に応じて矯正治療を受けることが推奨されます。

・ストレスや体調の変化
ストレスや体調の変化によって唾液の分泌が減少することがあります。
また、免疫力が低下すると口腔内の細菌バランスが乱れ、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
健康的な生活習慣を維持することが虫歯予防には大切です。

8.まとめ

歯を磨いているのに虫歯になるのは、歯磨きの方法や食生活、唾液の分泌量、さらには遺伝的な要因など、さまざまな要因が影響しています。
単に歯を磨くだけでは不十分で、食後のケアや生活習慣の改善が必要です。
また、定期的に歯科医院でチェックを受けることで、早期に虫歯を発見し、適切な対策を取ることができます。
虫歯予防は毎日の積み重ねが大切です。
ご自身の生活習慣を見直し、虫歯のリスクを減らしていきましょう。

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