院長ブログ
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失った歯を放置してしまうと
2024.12.02
京都市山科区の歯医者、鈴木歯科医院の院長 鈴木貴之です。
今回は、「失った歯を放置してしまうと」についてお話をしていきます。
1.失った歯を放置するリスク
歯を失うという経験は多くの人にとって不快なものですが、それを放置することでさらに多くの健康リスクが生じることになります。
歯を失いそのまま放置することによる主なリスクとしては、隣接する歯の移動、噛み合わせの悪化、さらなる歯の損失、そして顎の骨の退縮が挙げられます。
これらの変化は、見た目だけでなく、日常生活における機能面にも影響を及ぼしてしまうことが分かっています。
2.歯を失う原因とその影響
歯を失う主な原因には、歯周病やケガ、虫歯などがあります。
これらの症状が進行すると、歯は支持を失い、最終的には抜け落ちてしまいます。
歯が一つ失われるだけで、噛む力が分散されずに他の歯に過度な負担がかかり、それがさらなる問題を引き起こすことに繋がります。
たった1本の歯なのですが、それを失う、また放置してしまうリスクは非常に高いと言えます。
3.放置した場合の口腔内の変化
歯を失った後、何も対処しないで放置すると、それに合わせ口腔内環境が変化していきます。
変化の内容としては、残された歯が移動を始め、歯並びが悪くなることが挙げられます。
これにより、歯磨きによる清掃が困難な場所が発生し、新たな虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。
また、顎の骨は徐々に縮小し、これが顔の形状の変化を引き起こすこともあります。
4.早期対応の重要性
失った歯に対して早期に対応することは、長期的な健康を守るために非常に重要です。
早期に治療を行うことで、隣の歯が移動するのを防ぎ、噛み合わせや顎の健康を保つことができます。
5.失った歯の治療オプション
現代の歯科技術では、失った歯を補う方法は多岐にわたります。
インプラント、ブリッジ、義歯など、患者様の状況やニーズに応じた治療法が選択できます。
これらの治療法は、見た目だけでなく機能的にも自然な歯に近い感覚を得ることができます。
6.予防と定期的なチェックの重要性
歯を失うことを未然に防ぐためには、定期的な歯科検診が不可欠です。
歯科医師による定期的な検診は、初期の問題を見逃さずに対処することができ、大きな問題に発展するのを未然に防ぐことができます。
7.まとめと今後のステップ
失った歯を放置すると多くのリスクが伴います。
早期対応と適切な治療を行うことで、それらのリスクを最小限に抑えることができます。
また、定期的な歯科検診を受けることで、健康な口腔環境を維持し続けることが非常に重要です。
もし歯を失ってしまった場合は、早めに歯科医院にて適切な治療を受けることをお勧めします。
当院も歯の欠損治療について、インプラント、ブリッジ、入れ歯治療と幅広い治療を行っております。
歯やお口のことで何かありましたら、お気軽に当院までご来院くださいませ。